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2015年11月1日日曜日

フランコ・バッティアートの偽ツアーポスター

イタリア人歌手フランコ・バッティアート(Franco Battiato)が夢に出て来て、「函館でライブするからポスター描いてくれ」と言ったので、描いた。

 まず下描きです。

 右の写真集は最高。出版した創元社に感謝&著者の最新作「Mement mori」も出して欲しい。

 バッティアートのCDを聞きながら、見ながら描きます。

 下絵完成。サイズはA3です。

 今回はルプルームパーマネントというコピックのようなアルコール性カラー筆ペンを主に使います。
さて、ここで悲しい話を一つ。オレは生まれてからずっと絵に興味も素養も無くて、30歳もとうに過ぎて から突然、内的必然に駆られて描き始めたのね。だから未だに絵の具を混ぜるとかグラデーションが出来なくて、だったら最初から細かく階調分けされてるペンを買えばいいんだ!と思って、今回大枚をはたいてルプルーム144色セットってのを買ったんだ。ルプルームとかコピックってなんでわざわざ「漫画家向け」って書いてるのか不思議だったんだけど、オレも漫画描くし丁度いいかと思ってさ。で、使ってみてから「漫画家向け」って書いてる理由が分かった。日本の漫画家は大抵水性か水性(だけど耐水性)の黒ペンで輪郭線を描くから、上から塗ってもにじまないのが、アルコール性ペンなんだな。でもオレはアクリルのカラーインクで描いてるから、上からルプルーム塗ると輪郭線が溶ける(涙)。つまりオレの場合は水性カラー筆ペン(呉竹とか)が必要らしい。ただ呉竹は144色も無い。まぁおとなしく水性黒インクで輪郭線描けってことか。あとアルコール性ペンってこれも使って分かったんだけど、簡単に言えばマジックの先が筆になってますって感じ?だからよく換気しないとすぐ頭痛くなる。これは辛い。まぁ子供の頃から絵を描いてました、みたいな人だったら、「アルコールなんだからアクリル溶けるの当たり前だろ」「そもそもグラーデションが出来ないとか言ってる意味が分からない」ってとこだろうけど(笑)。
閑話休題
 右の本も面白い。頑張ってルプルームを塗る。

 翌日になったが頭痛が取れないので、アクリル絵の具に変更。イタリアと言えばトッポジージョですよね。

 バッティアートのアルバムを塗ります。

 音楽家の文字を入れます。ここは呉竹の水性筆ペンZIGを使用。呉竹いい!

 バッティアートのDVDと仲良く。

 四分割の左上

 右上

 左下

 右下

 ゴッシー、寝てる!

 星形はウィンザーニュートンの金色。ウィンザーの金色はギラギラして本当に素晴らしい。

 金色!

 金色!

ジージョが持ってる本が何か分かるかな? イタリア人なら全員分かる。

さて余談のコーナー
 フランスを代表するモダントラッドバンドLes Ogres de Barbackのボックスを入手した。右は最新アルバム。



開けます。

ハーモニカ付き!

バンド初のカセット!

7インチ!

二枚組CD!

過去を振り返るポストカード!

今までのチラシ!

何に使うか分からない大きなエプロンも付きます!

楽しすぎる!