イタリア人歌手フランコ・バッティアート(Franco Battiato)が夢に出て来て、「函館でライブするからポスター描いてくれ」と言ったので、描いた。
まず下描きです。
右の写真集は最高。出版した創元社に感謝&著者の最新作「Mement mori」も出して欲しい。
バッティアートのCDを聞きながら、見ながら描きます。
下絵完成。サイズはA3です。
今回はルプルームパーマネントというコピックのようなアルコール性カラー筆ペンを主に使います。
さて、ここで悲しい話を一つ。オレは生まれてからずっと絵に興味も素養も無くて、30歳もとうに過ぎて から突然、内的必然に駆られて描き始めたのね。だから未だに絵の具を混ぜるとかグラデーションが出来なくて、だったら最初から細かく階調分けされてるペンを買えばいいんだ!と思って、今回大枚をはたいてルプルーム144色セットってのを買ったんだ。ルプルームとかコピックってなんでわざわざ「漫画家向け」って書いてるのか不思議だったんだけど、オレも漫画描くし丁度いいかと思ってさ。で、使ってみてから「漫画家向け」って書いてる理由が分かった。日本の漫画家は大抵水性か水性(だけど耐水性)の黒ペンで輪郭線を描くから、上から塗ってもにじまないのが、アルコール性ペンなんだな。でもオレはアクリルのカラーインクで描いてるから、上からルプルーム塗ると輪郭線が溶ける(涙)。つまりオレの場合は水性カラー筆ペン(呉竹とか)が必要らしい。ただ呉竹は144色も無い。まぁおとなしく水性黒インクで輪郭線描けってことか。あとアルコール性ペンってこれも使って分かったんだけど、簡単に言えばマジックの先が筆になってますって感じ?だからよく換気しないとすぐ頭痛くなる。これは辛い。まぁ子供の頃から絵を描いてました、みたいな人だったら、「アルコールなんだからアクリル溶けるの当たり前だろ」「そもそもグラーデションが出来ないとか言ってる意味が分からない」ってとこだろうけど(笑)。
閑話休題
右の本も面白い。頑張ってルプルームを塗る。
翌日になったが頭痛が取れないので、アクリル絵の具に変更。イタリアと言えばトッポジージョですよね。
バッティアートのアルバムを塗ります。
音楽家の文字を入れます。ここは呉竹の水性筆ペンZIGを使用。呉竹いい!
バッティアートのDVDと仲良く。
四分割の左上
右上
左下
右下
ゴッシー、寝てる!
星形はウィンザーニュートンの金色。ウィンザーの金色はギラギラして本当に素晴らしい。
金色!
金色!
ジージョが持ってる本が何か分かるかな? イタリア人なら全員分かる。
さて余談のコーナー
フランスを代表するモダントラッドバンドLes Ogres de Barbackのボックスを入手した。右は最新アルバム。
開けます。
ハーモニカ付き!
バンド初のカセット!
7インチ!
二枚組CD!
過去を振り返るポストカード!
今までのチラシ!
何に使うか分からない大きなエプロンも付きます!
楽しすぎる!
楽しすぎる!