2013年ベストＣＤ

 『The nusantara Chronicles』 Kraton
シンガポールのガムランメタル。ブックレットに予想外の金が掛かった事と製造枚数が少ないという理由でＣＤ－Ｒ（ノー・トレイ。ブックレットにＣＤＲを挟んであるだけ）なのが残念。曲の前に語りが入るから「語りメタル」って言ってもいいね。聖飢魔IIの二枚目とか、同人メタルのファンタジー語り系とか、バル・サゴスとかのナレーション・メタル好きにお勧め。南米の誰も知らない、音質も悪く下手くそなブラックメタルバンドのデモテープを「ＬＰ化しました！」って喜んでるレーベルって最近結構日本に限らずあるんだけど、そんなことよりも本作をＣＤで対訳付けて国内盤出してくれよ。ついでにライブの招聘も宜しく。

アルバム曲ではないが、だいたいいこんな感じだと思ってくれ。

『Deceiver of the gods』 Amon Amarth
捨て曲無しのスウェーデン・雪男メタル。スウェーデンのゆーこりんとも言われるメサイア・マーコリンがゲストで一曲参加。朗々とこぶしを回す。さいこー。

『Turn the sun off!』 Imperial Age
どんだけ大袈裟か！ロシアの大仰朗々メタル。歌詞が英語で残念。ロシア語で歌え！

『No place for my dream』Femi Kuti
今年ナイジェリアの漫画「ナイジェリア都市伝説」を翻訳出版したので、ナイジェリアから一つ。シンプルでエッジの効いたアフロビートがいい。

『Luna I Grosh』KALEVALA
いい！宮村優子（って言っても誰も知らんだろうけど）に出会った時の衝撃級に素晴らしいアルバム。一応フォークメタルなんだろうけど、オレに言わせれば「村祭りメタル」。来年のフジロック確定して下さい。フィンランドフェスってフィンランドのメタルばっか招聘してるじゃん、そんな感じで来年はロシアンフェスを頼む。

 ゴッシーのベストは？

『The Worse Things Get, The Harder I Fight, The Harder I Fight, The More I Love You』 Neko Case
ネコだから当然にゃーん。年末になって国内盤が出るとは…ニャーン。