書籍「日本のゲイ・エロティック・アートVol.3」田亀源五郎編を買った。左は当時出た時に買った二巻で、確か数年前に買ったよあなぁと思ってて、三巻のあとがき読んだら、もう十年経ってた(笑)。
ポット出版直販でTG(田亀源五郎。スロッビング・グリッスルじゃないよ)のサイン付きが買える。
ではお見せできそうな頁だけ紹介していきます。
まずは二巻から。やはり巨匠故長谷川サダオ超先生!
続いて木村べん
児夢GYM
皆さんご存知の林月光(石原豪人)
遠山実
オレの好きな倉本彪
そして第三巻。 あぁTGのサインがまぶしい。熊絵付き!
敬愛する稲垣征次。巻末にインタビューも有り!
武内条二
高蔵大介
再び遠山実
他には児夢、水影鐐司/鈴木節など。
巻末おまけに、武内条二再び登場。
TGの後書きに、
自ら立ち上げた雑誌にすら、恩を仇で返すような仕打ちを受けたという経験は、ゲイ雑誌やゲイ業界に対する私の愛を冷めさせるのに、充分以上の威力があった。結果として私は、ゲイ・メディアをベースにしたゲイ・カルチャー全般に対して、以前のような愛情や情熱は抱けなくなり、そのまま現在に至る。よって本シリーズもこれで打ち止めとする。
とあるんだが、誰だ!TG超先生を虐めた奴は!出てこい『ジーメン』編集者!うん、まぁ、TGを追放した方の気持ちも分かるけどね、なんとなく。オレもエロ漫画雑誌に関わったから分かるけど、誰もアートなんか気にしてないからね。ヌケればイイっ!って奴ばかりだし。それはコミケでも証明されてるよね、来場者数が最大ですってニュースになっても会場内の映像は流さない。なぜなら同人エロ漫画がガンガン売れてる場面だから。そして基本エロ雑誌なのにアート、アートって言い出すと、雑誌自体が大体潰れる(笑)。それと、なぜ誰も気にしないかって言うと、外からの視点を持てないから。TGは海外でも個展して実際に現地に行ってるでしょ、だから海外の作品や状況を見て、日本と照らし合わせる事が出来る。だから「ただのヌケないイラスト」じゃなくて「芸術」だと分かる。
ま、いいか。TGはタイトルに有るように「エロティック」に拘っているから、長谷川サダオの作品はあまり好きじゃないようだけど、オレは逆で、「エロ」を突き抜けちゃってるからサダオ作品が凄い好きなんだよね。
余談、峠の地蔵出版で復刻したい木村べんの漫画をどうぞ。
出そうと思えば出せるよ、でもね、客がいないのに出してどうすんのって(笑)。TGじゃないけど、オレも漫画愛で海外の漫画を出版してきたけど、ほとんど誰も買わないから「漫画雑誌や漫画業界に対する私の愛を冷めさせるのに、充分以上の威力があった」ってところだよね。背景を描かずに、スクリーントーンを張って、アシスタントに描かせてばかりのスカスカ漫画(でスカスカだから巻数が長くなる)だけを読んできた人や編集者の国で手描きの素晴らしさを伝えるのは難しい(笑)。外の世界(海外の漫画)を知らなすぎる。
閑話休題~。ではサダオ様の画集をどうぞ。ヤフオクで高値で出してるバカいるけど、こちらで買えば、今、割引中。とっくに絶版だから急いで。
「日本のゲイ・エロティック・アートVol.3」TGの解説によると、ゲイ作家の原画は返却されない事が多く、且つ、雑誌からのスキャンだと紙質が悪いので綺麗に撮れないため掲載を見送った作品が多数あるそうです。
では、オレが持ってる切り抜きをどうぞ。
稲垣征次
稲垣征次
長谷川サダオ
長谷川サダオ
長谷川サダオ
長谷川サダオ
長谷川サダオ
長谷川サダオ
長谷川サダオ
手の協力:猫DJゴッシー
TGは後書きでこのシリーズは本書で打ち止めと書いているので、もう長谷川サダオの作品が本で見れる日は来ないであろうとの観点から、オレが数年間、溜めて来た画像を一挙公開します。載せても大丈夫そうな作品のみ。
展覧会では、3冊の本に収録された作家を中心に、田亀氏本人の作品も交えながら、ゲイ雑誌創世記の作家〜現代の作家まで貴重な作品群を一挙展示する。
また、3月10日には田亀氏のトークイベントも予定されている。
貴重なゲイエロティクアートの歴史がたっぷり詰まったまたとない展覧会は、ぜひともお見逃しなく。
日本のゲイ・エロティック・アート展
2019年3月5日(火)~3月17日(日)
営業時間:平日12:00~19:00、土日祝日:12:00~17:00/展示室AB(18歳未満入場不可)
展示会については公式サイトにてチェック。
※18歳未満入場不可
今展覧会はチケット制。必ず事前にLive Pocketにてチケットを購入の上、来場をすること。(受付でのチケット販売はなし)
【イベント情報】
本展の開催を記念したスペシャルトークイベントが決定!
日程:3月10日(日)17時20分開場/17時30分開演
ゲスト:田亀源五郎(ゲイ・エロティック・アーティスト)/木下直之(美術史家)
詳細
東京の人はいいなぁ。
東京の人はいいなぁ。