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2015年5月3日日曜日

猫吉親方の制作過程

「猫吉親方のテーマ」制作過程です。
まずラフを描きます。猫吉親方はバンドなのでバンドポスター風にします。


 
 ラフと一緒にロゴも考えます。


ルカができました。似てねぇ。

ゴッシーを描きます。手前はタブラです。

ハル吉を描きます。分かる人は分かると思うけど、イモータルのパクリです(笑)。
あ、そうそう、イモータル(解散)のヴォーカルの新バンドが間もなくライブデビューするらしい。

メンバーの下絵が完成です。

ロゴを入れます。

我ながら良い感じ。

下絵完成です。

ペン入れ開始。

フランスのバンドOthila [Bronach]がすごく良い。フランスだけどなぜかケルト風味のリチュアル・アンビエント。箱入りの装丁も良いよね。バンドから直接買うかコールドスプリングでも買える。日本でも買えるようになるといいが。You can buy it directly from the band or Cold Spring.



「ライブに来てくれたらチラリもあるわよ。う~ん、ポロリはどうかなぁ。盛り上がり次第かな。」

「こう見えても、手数は多いぜ」

「なんでオレだけ、このメイクでこの衣装なんだよ!辞めてやる!」

だいぶ出来てきました。

文字にはパールカラーを使用。光ってんの分かる?

完成。

完成ニャーン。

そして
「猫吉親方のテーマ」を作るまでの長い道のり
ず~っと以前から、人生一度は歌物を作ってみたいなぁなんて漠然と思っていたんだけど、孤独なDTM野郎だからヴォーカルを頼める人はいないし、自分は音痴だからダメ。それで頭の片隅にありながらも実現できずにいたんだけど、そこに初音ミクの衝撃!サンプル版をやってみたら確かに歌う!でも当時はMIDI対応してなくてピアノロール入力だけだったから、ピアノロールは面倒だなぁと先送りしたんだよね。それから月日は流れて2014年(だったかな)、初音ミクの新バージョンが出て、いつの間にかMIDI入力も可能になってて、これはもう自分に言い訳できないと(笑)。で、さて、実際にやろうとしてハタと気付いた、歌物ってどうやって作るんだ? よし、パクリだ! 参考にするのはコード進行付の譜面で自分の一番好きなポップソング、ユンナの「ほうき星」(「月刊ピアノ2005年8月号」)。しかも弾きやすいようにハ長調に直してある。有難う「月刊ピアノ」、ピアニスター★ヒロシも載ってて感動!
 で、歌詞書いて、作曲ソフト「シベリウス」で作曲。「シベリウス」はオケ曲からポップソングまで完璧に対応してくれて、本当に素晴らしい。歌詞入力なんかも簡単だし、余談だけど映像に対応してコンマ何秒で小節頭を合わせたりもできるんだよ、スゲー。一番凄いなって思うのは、オレみたいな素人でも簡単に譜面が書けるように、分かり易いシステムになってること。譜面で作曲したい人には本当にお勧め。音もすぐ鳴るから確認しながら作曲できる。ただし、ヴォーカル以外ね。
 そして演奏パートと歌メロ、歌詞が完成したのが2014年末ごろだったかな。で初音ミク(ボーカロイド)を買う前に試用したかったんだけど、サンプル版が無かったので、次のボーカロイドが出たら、試用しようと待ってて年を越した2015年、うちのPCデルちゃんが購入二年でいきなり昏睡状態に。その後どうにか意識は取り戻したものの2014年の記憶が一切無いという事態。
 ただ幸いなことに、たまたまプリントアウトしていた歌メロの一部が残っていたので、それを基に全部やり直し。その途中でボーカロイド新作発表(巡音ルカ最新版)のニュースも入った。
 やっと歌以外をMIDIで完成させ、お試し巡音ルカ(二週間限定)をダウンロードしてみたら、動かない。ピアプロというのも入れたけど動かない、スタジオワンというソフトも必要と分かり、それもダウンロードしたけど、まだ動かない(笑)。その原因はスタジオワンには無料バージョンと有料版(だけど一か月無料)ってのがあって、有料版にする必要がある。で、お試し有料版にしたけどまだ動かない! 原因は、まずスタジオワンを入れる→巡音ルカを入れるの順番じゃないとエラーが起きるようで、一旦ルカを消して、スタジオ→ルカでやりなおしたらやっと作動!ウレシー!
 ただ歌メロと演奏はMIDIインポートできても歌詞は再度入れ直す(全部ひらがな入力)必要がある。ルカは色々いじれるらしいが、よく分かんなかったから、ただのベタ打ちだけど、それでも結構ちゃんと聞こえて感動した。スゲーなクリプトンフューチャー。道産子の鑑!
 で、オレは正規版を買ったかと? スマン、買ってない。というのは今回初めて歌物を作ってみて分かったんだけど、一人で全部やるの本当に大変。猫吉親方はバンドって設定で、歌、鍵盤、ベース、ドラムのたった4声だけど、歌詞も含めて全部のパートを自分一人で考えなくちゃならん。もう一回こういう歌物を作るかと自問自答した結果が今のところ「否」なんだよ。ボカロでアルバム出してる人とか、全部自分で録音する一人ブラックメタルの人とか本当に尊敬する。