2017年1月22日日曜日

電子書籍の売り上げは本当か?

詳しく知らないんだけどここ数年「電子書籍が売れてます」って事でいいんだよね?
 
例えばこういう

2015年グラフの漫画だけを取り出せば紙本210200、電子が114900。
単位切り捨てして単純化すれば、紙の売り上げ20万円、電子の売り上げも10万円。つまり紙本しかなかった時代から考えれば、ボーナスで電子売り上げが10万円上乗せ、売り上げが1.5倍になったような感じだよね。でもネット界隈で漫画家が「収入(印税)が紙+電子で1.5倍になりました」って言うのは聞いた事が無い。逆に「電子の印税、カスみたいなもん」ってのが多い(個人でやってる鈴木みそとか佐藤秀峰は除外)。紙(10%)と電子(8%)の印税率が違うとか、刷り部数とDL数の違いという話もあるが、それは一旦置くとする。
 で、俺の想像なんだけど、そもそも電子の売上計算方法がおかしいんじゃないかと。例えば定価千円の電子書籍漫画が一冊売れたとしよう。普通は当然千円×1冊=千円の売り上げになる。
 でもほとんどの人は知ってると思うけど、電子書籍はバーゲンが多いでしょ。半額オフはざらで90%オフ、全巻合本価格、第一巻無料とか。こういうのも全部定価で売れたと仮定して統計してるんじゃね? ザ★水増し。実質の売り上げは十分の一とかそれ以下な気がする。でも嘘ついても誰も困らないわけでしょ。出版社としては電子書籍が売れてるイメージを作って業績を伸ばしたい訳だし、本当の売り上げを報告して電子書籍はやっぱり売れないってなったら、設備投資費を回収できないかもしれないでしょ。
 オレが出版社社長で、統計会社から電子の売り上げ教えて下さいって来たら、
「え~と、ハル吉の「猫漫画ゴッシー」電子版1000円が10冊売れたから売り上げは一万円です。いやー売れてますよー」みたいなこと言うよ。(本当は90%オフにしたから合計千円で、8%の印税だからハル吉には80円払うんだけど、うちは印税が3000円以上にならないと支払わないから、ハル吉へ払う分はゼロ円。よしよしと。)
 漫画家の電子印税が少ない理由ってこんな感じなのじゃないかな。

 もう一点はアマゾン商品紹介だけで生計を立てている人が、「これだけ売り上げに貢献してるのに、出版社に色々提案しても乗ってこない」ってよく嘆いてんだけど、出版社は実際の売り上げを分かってるから、乗ってこないんじゃないかな。

 あ、そういえば、コミックジャーナルのサイトに、アメリカの電子本配給サイトがマンガの配給取り止めたってニュースも出てたな。日本とは漫画の規模が違うから一概には言えないけど、これも本当は売れてない事を示す一例の気がする。

 あと、なんで売れてる(はずな)のにバーゲンするの? 普通は、売れてないからバーゲンだよね。たとえ上図がきちんと計算した正しいグラフだとしても、安売りしまくって売り上げが紙の売り上げの半分くらいありますって力説しても、そりゃそうだろって。紙の本だって半額とか90%オフにしたらもっと売り上げ有るっての。

ま、全部オレの妄想だけど(笑)。