2017年1月1日日曜日

「リトル・ニモ 1905-1914」誤訳

「リトル・ニモ 1905-1914」(ShoPro books)誤訳を見つけたのでご報告。ただ、まだ13Pまでしか読んでないため、400P超える本書のうちでここだけ誤訳なのか、他にもあるのかは現在不明です。また本来は版元の小学館プロに報告すべきとも思うのですが、以前に以下のような事があったので、無駄なので小プロには報告しません。しかも「スワンプ・シング」も「リトル・ニモ」も同じ編集者、ちゃんと仕事してるのでしょうか?翻訳者が間違うのはよくあることで、オレも沢山ある、でもそれを出版前に防ぐのが編集者の仕事なのです。ここの翻訳おかしくないですか?とか、自分で原著に当たってみるとか。[2015/08/11初出]
[2016/05/15追加有り]全て終わりました。


[ハル吉注:2012年の話です]先月の話だが、海外漫画「スワンプシング」(日本語版)を読んでて気になった所があったからメールしたんだ。
    > p102”しかも、向こうは捕虜を取らないつもりだ”
    > では前頁からの流れですと少し意味が通りにくいかと思います。
    > 原著を見てないので分りませんがたぶん"take no prisoners"という原文ではないかと推測します。
    > これは戦争の慣用表現みたいなもので、「捕虜を取らない」つまり「皆殺し」という意味です。
    > 従いまして、「しかも向こうは、こっちを皆殺しにするつもりだ」という感じになるのではないでしょうか。

ってな具合にさ。そしたら返事が来たんだけど

    現場担当ではありませんが、ご返信いたします。
    この度はご指摘ありがとうございました。
  ご指摘いただいたのは今回が初めてですが、至急原書を確認してからご連絡いたします。 ただ現在、手がまったく回りませんのでもうしばらくお時間をいただければと思います。もしこちらから返答がなければ、大変恐れ入りますが、再度ご連絡をお願いいたします。
一コマの台詞確認すんのにどんだけ時間かかんだよ。しかもなぜ、こちらから再度連絡しなくてはならないのか?もしかしてオレの知ったかぶりが間違ってたのか(恥)!

 さて、では「リトル・ニモ」の誤訳。まずその前に訳者が巻末で「翻訳について」と題し、「(前略)絵を見れば明らかな内容に説明は不必要と訳者には感じられたが、まったく削ってしまうのは作者の意図に反するので、短く訳しておいた。」「それぞれの場合に応じて省略して訳した部分もある。なによりもマンガを読んでいくうえでのリズムを大切にしたいので、読者が読みながらつっかえてしまうようなセリフになることはなるべく避けたつもりである」とあり、意訳した部分が多いことを述べている。また「翻訳に際して、編集担当者の○○○○(原文実名)さんの助言に深く感謝します」ともあるが、本当にちゃんと助言したのであろうか、以下それについても述べます。


7コマ目(中心の丸いコマ):誤訳
訳者:ニモの言うとおりだと知ったときは遅く、パパとママはほうりだされ…
ハル吉訳:ニモの推測は当たっていたものの、それを両親に教える前にバランスを崩して落下。ニモはもういっぱいいっぱいだったけれど、それでも大声でお別れを告げると

つまり落ちたのはニモであってパパとママではないし、ニモの言う通りだと知ったわけでもない。放り出されたのがニモなのは絵を見れば分かる。こういうのに編集者は気付け。


9コマ目:意訳し過ぎ
訳者:みずうみへとまっさかさま
ハル吉訳:想像しているうちに地面にぶつかったが、幸いクランベリージャムのべっとりした湖に落ちたので怪我は無かった。しかし、この悲惨な状況を気にしている場合ではなかった。

訳者の訳ではなぜ湖が赤いのか説明できていない。キャプションのスペースが空いてるのだから「クランベリージャムのみずうみへとまっさかさま」でも良かったはずだ。「みずうみ」を「湖」にしたっていいわけだし。もう少し文字入りますよとか助言できなかったのか。

12コマ目:意訳し過ぎ
訳者:森の中で泣いていると
ハル吉訳:セロリの茎が生える森に入ったものの、湖畔ですぐに迷子になってしまい、大声をあげて泣き出すと

この訳ではなぜ木が薄黄色なのか説明できていない。文頭に「セロリの」が入る余地は十分ある。


 タッシェンから出た原寸版でも確かに文字は非常に小さくて、小プロ版サイズでは読めなくなるから、意訳したのは正しいとは思う。しかし、ちょっとひどくないか?

どの程度訳を削ったのか参考として、小プロ版13Pの対訳を、吹き出し部分は省略し、キャプションのみ比較して載せます。
上が訳者で下がハル吉訳
原文原画はこちらで確認できます。

1.真夜中に家が揺れている
1.真夜中過ぎ、ニモは家が揺れてる気がしていたが、ママが取り乱して起こしに来たので

2.みんなが目を覚ました
2.気のせいじゃないんだと分かった。パパもとても動揺していたけど、この大揺れの原因を探ろうとした。

3.パパがのぞいてみると
3.家は揺れてきしむものの、外闇は静かで家は空を漂い

4.家が空中に浮かんでいた
4.ニモはママに中にいるよう説得し、一方パパは身を乗り出して原因を探った。

5.空高くあがっていく
5.謎の力によって家はゆっくり確実に上空へと浮遊していたが、パパには原因が分からなかった。

6.「きっとかいぶつのしわざだ」とニモ。でもパパは信用せず
6.もしかしたら巨大怪獣かも、とニモは言ったがパパは「お前はおばかさんだね」と言って、ママが何とかして気絶しようとしてるから落ち着かせなさいと指示した。
 
7.ニモの言うとおりだと知ったときは遅く、パパとママはほうりだされ…
7.ニモの推測は当たっていたものの、それを両親に教える前にバランスを崩して落下。ニモはもういっぱいいっぱいだったけれど、それでも大声でお別れを告げると

8.ニモも空中へ…
8.地面へ急降下。ニモは悲しかったに違いない。パパとママに待ち受ける悲運を

9.みずうみへとまっさかさま
9.想像しているうちに地面にぶつかったが、幸いクランベリージャムのべっとりした湖に落ちたので怪我は無かった。しかし、この悲惨な状況を気にしている場合ではなかった。

10.泳ぎは苦手なニモだけど
10.ニモは水泳で賞を取ったことは無かったけれど、どうにか岸までたどり着いた。

11.なんとか岸にたどりつき
11.ニモはとっても腹が立ち、遂には泣き出してしまった。ママとパパがどうなったのか知りたくて、

12.森の中で泣いていると
12.セロリの茎が生える森に入ったものの、湖畔ですぐに迷子になってしまい、大声をあげて泣き出すと

13.おじいさんがかけつけた
13.おじいさんが入って来て、ニモを落ち着かせた。

 まぁ、それでも買うべきか買わざるべきかと聞かれたら断固として「買え!」と言いたいです。ここによると「本書の初版は2,000部を切っているんですよね。」だそうです。誤訳があって、頼りない編集者が関わった本だとしても、フルカラー大型本(詳細な解説付き)で6000+税円はお値打ち品です。

[2015.08.24追記]
小プロ版P78
三コマ目王女の台詞「じゃ、立ってみたら!」
ここは原語「Don't you dare stand up!」だから、「絶対立っちゃダメよ」か、文字が入り切らないなら「立たないで!」とかじゃないかなぁ。
原画
辞書には Don't (you) dare do O …したら絶対にいけないぞ。 と載っている。

[2015.08.31追記]
小プロ版P117
一コマ目将軍の台詞「勇敢な兵隊たちは必ずやニモをみつけるでありましょう」
原語「My Brave soldiers can find no trace of them good king morpheus!」
「(モルペウス王殿、)勇敢なわが軍は未だニモ達を見つけておりません」じゃないかなぁ。それで王様が「Well,sir! You go out again(後略)」(よし分かった。もう一回行って来い)って言ってると思うんだけど。
原画

 [2015.09.01追記]
小プロ版P120
最下段左端の警官の台詞「だれかいるのかと思ったら、わしのいびきか」
原文「I thought it was someone, but, it's that faloot snoring over beyond. um!」
ハル吉訳「誰かいるのかと思ったけど、向こう端のバカのいびきだ」
これは絵を見れば分かるけど、ニモ達がガーガーと楽器を引き出したので、両端で寝ている警官と王の従者(?)が目を覚ましたんだけど、お互いに相手のいびきだと思ったっていうオチなので、決して「わしの」いびきではない。
原画

[2015.09.02追記]
小プロ版P131P
二段目左コマ、ニモの台詞「もう出られないかもね」
原文「Let's give ourselves up when we get out of here. eh,Flip」
ハル吉訳「出たら出頭しようよ(ね、フリップ)」
小プロ版訳者はたぶんgive up=諦める、から推測して訳したのだと思うが、この場合give oneself up to~ 「~に自首する」に近いと思う。だからフリップが「Let's get out first!(後略)」「まず出るのが先だ!」と答えている。ちなみに数ページ前から、王宮の人々はニモ達を探しにほぼ全員出払ったのだが、すれ違いでニモ達が王宮に戻って来ており、警備がいないのをいい事に宮内を遊びまわっていると言う状況(そして前のP124でニモは王宮の捜索隊とすれ違っている)。だからもう遊ぶのは止めて出頭しようよ、とニモは言ったんだと思うんだけどなぁ。
原画

[2015.09.27追記]
小プロ版P159P
二段目右端コマ「急に飛び出すからさ」
原文「Well. Why don't they have a flagman?」
ハル吉訳「なんで信号手がいないんだ?」短くするなら「信号手いないのか?」
どこをどう訳したら「急に飛び出すからさ」になるんだろう。

三段目右端コマ「そこのみんな、気を付けて!」
原文「Look out there. Folks! Look out!」
ハル吉訳「あそこに人が!気を付けて!」じゃないかなぁ、やや自信無し。

四段目右端コマ「貯水池に飛びこむよ!」
原文「Oh! This is the reservoir. Put on the air brakes!」
ハル吉訳「貯水池だ!ブレーキ!」
原画



小プロ版P160P
二段目左コマ「子どもたち!みんな、どれかに乗るか、さがって見てなさい」
原文「Now! All you children that haven't a nickel to pay for a ride, either go get one or stand back! Yep!」
ハル吉訳「乗るお金のない子はお金を持って来るか、下がって見てな!」
小プロ訳者は「one」を乗り物と解釈したようだが、「one」はnickel=5セント硬貨じゃないかな。
原画



小プロ版161P
一段目右端コマ「まず一服してからの話だね」
原文「I know what I'm going to do! Vamoose!」
ハル吉訳「どうするかって!逃げんだよ!」
これもどうして「まず一服して~」になったのか理解できない。もし英語が得意な人が近くにいるなら、逆に「まず一服してからの話だね」を英訳してもらって欲しい。「I know what I'm going to do! Vamoose!」って翻訳には絶対ならない。


原コマでは確かに葉巻をくわえているので、原語を無視して絵の印象で訳したと思うんだが、この絵もよく見れば分かるように、上から降って来るガラスの破片を避けるためにコートを被ろう(そして逃げよう)としてるんであって、一服しようとしてるのでは無い。
これはもう、多義語の意味を取り違えたとか、熟語・慣用表現だと気付かなかったとかのレベルじゃないでしょ。しかもこの訳者は海外漫画に詳しくて、翻訳でもかなり有名なんだ。こんな間違いするはずがない。原因を推測するに、オレはタッシェン版の原画原サイズ本(小プロ版の後に発売された)を使ってるんだけど、小プロ版は違う海外本を元に翻訳して、その海外本の台詞が書き換えられていたのかもしれない。あるいは、リトルニモは新聞漫画で地方紙にも載っていたから、地方紙が台詞を書き換えた(その書き換えた版を収録した本を小プロが訳して販売した)可能性もある。
原画

小プロ版162P
二段目右から二コマ目「また始まったよ!」「息つくひまもないな」
原文「There it is again! We're like jumping jacks!」「You mean like frogs on a hot griddle!」
ハル吉訳「またか、操り人形みたい!」「鉄板で焼かれる蛙だ!」
原画

小プロ版163P
12コマ目「水が急に冷たくなった」
13コマメ「氷山とセイウチじゃないか!」
原文「How cold the water is all of a sudden. I'll crimb--」
原文「on that cake of ice! no! I won't!!! A walrus!」
ハル吉訳「急に冷たくなったから、そこの…」
ハル吉訳「氷塊に上が!わ!無理!セイウチだ!」
ここは吹き出しが小さいからオレの訳だと入りきらんかも。でも、氷山とセイウチに驚いてるんじゃなくて、(氷山は前のコマから出てるから)セイウチが急に出てきたから驚いてるんだよね?たぶん。
原画

 [2015.10.16追記]
 小プロ版167P
1コマ目「ニモ坊ちゃん、こちらへ。お客さんだべ」
原文「Heah! Heah! Missus Nemo! Come heah! What kin' o' yeast is dis you give muh?」
ハル吉訳「こっちへ!ニモ婦人! このパン生地何だべか?」
吹き出しが小さいのでかなり省略したが、原文でMissusって言ってるんだからニモのお母さんを呼んでるのは明らか。ニモを呼んでるんじゃないし、「お客さん」などとは一言も言っていない。
原画

 [2015.12.08追記]
小プロ版P181P
12コマ目「おい!すぐまたやるかよ」
原文「Oh! He wheeled around too quick!」
ハル吉訳「わ!校長、急に振り向いたぞ!」
原画
なぜ小プロ訳者がこう訳したのか不明。ここまで来ると意訳、超訳どころか、もはや翻訳では無い。ただ自分の受けた絵の印象を吹き出しに勝手に入れてるだけ。

小プロ版P183P
17コマ目「おれはよせ。あいつを!」
原文「Don't Grap that one. Grab the rosey boy with the curls!」
ハル吉訳「そいつじゃなくて、パーマの子を!」
小プロ訳は捕まったフリップの台詞として訳しているが、これはフリップを捕まえた原住民が仲間に指示を出してる台詞。絵をよく見れば分かるし、頭の台詞で原住民風にわざと「Grap」となまっている。「おれはよせ。」だったら「Don't grab me」になったはず。
原画

小プロ版P184P
6コマ目「こいつ、おやじになぐられて怒ってるんだ」
原文「He's a little rattled. His daddy gave him a beating this morning!」
ハル吉訳「こいつ今朝、親父に殴られたせいで、フラフラしてるぞ」
確かに「rattle」には混乱させる、イライラさせるという意味があるが、手品師がふらついてる場面なので、ここではフラフラ揺れてるという意味だと思う。

12コマ目「たるが戸口にひっかかった」
原文「Aw! That ash-man left that barrel right in the dooraway!」
ハル吉訳「ゴミ収集がタルを戸口に置いてったか!」
ここは吹き出しが小さいので、小プロ訳でもしょうがないかなぁ…。
原画

 [2016.01.01追記]
小プロ版P189
1コマ目「コスチュームはうんとあるぜ」
原文「We've got a costume for you to wear. Allrighty. Eh?」
ハル吉訳「お前に衣装一着持ってきたぜ」
不定冠詞「a」だから単数。「うんとある」ではない。中学校で習うよね?

なぜこんないい加減な翻訳になるかと考えて、小プロ版が使用した原典とオレの使ってるタッシェンの原典では台詞が書き換えられている可能性を以前に挙げたが、もう一つ思い付いた。小プロ訳者は国士舘大学教員でもあるらしいので、学生に下訳をやらせた可能性もある。学生だったら、不定冠詞を無視して訳したり、どうしても訳せない台詞はコマの絵からテキトーに推測翻訳したかもしれない。で、訳者は下訳しか見てないから完全な間違いであっても気付かない。

2コマ目「ぼくの顔になにをぬってるの」
原文「What is that you are putting on my face? Is it burnt cork, Flip?」
ハル吉訳「僕の顔に何を塗ってるの、まゆ墨かい?」
三コマ目でニモの顔が黒くなってるので、ここは「まゆ墨」を足したいところ。

10コマ目「犬が邪魔だ」
原文「I'm trying to kick that dog!」
ハル吉訳「犬を蹴ろうとしてんだ」
9コマ目で「I'm not dancing」とあるので、「踊ってんじゃなくて」、「蹴ろうとしてんだ」と続けたい所。
原画

小プロ版P193
2コマ目「魚の絵も描かなかったの、フリップ?」「ああ」
原文「Couldn't you even draw a picture of a fish, Flip?」「Not now!」
ハル吉訳「魚の絵でも描いたらどう?」「また今度な!」
この場合couldはcanの過去じゃなくて、依頼や提案を表すcould/couuldn'tだと思うんだけど。その方が前後の文脈からも合う。
原画

小プロ版P201
1コマ目「フリップのパンチがきみの頭に当たってたね。ごめんよ」
原文「If you had hit me as often as you did the kiddo here. You'd have whipped me!」
ハル吉訳「もしこの子と同じ位パンチを食らってたら、僕の完敗だったよ」
前頁でフリップとニモがボクシング決闘をしていた時、ニモはフリップのパンチをかわしたが、巻き添えで右の子が二回パンチを食らった事を踏まえた上での展開である。なので原文の「you」はフリップで、右の子ではないし、「ごめんよ」とは一言も言っていない。

小プロ訳者は多分。このコマでニモが右を向いてて、右の子が頭を押さえて「Oh my head」と言ってる処から、逆算して上記の訳をひねり出したと思われる。
原画

小プロ版P205
1コマ目「火山から離れろ」「もうたくさんだ」
原文「I'll take no chance near a volcano」「That's the first time I ever was near one!」
ハル吉訳「もう火山には近寄らん」「初めて火口を見たよ」

8コマ目
「あぶない! こっちに逃げろ」「もたもたしちゃダメだよ」
原文「We'll run this way! I think we're going to be swallowed up!」「Not if we keep on the jump an' keep our eyes peeled」
ハル吉訳「こっちだ! 地面に飲み込まれるぞ」「しっかり前を見て跳び続けるんだ」
ここは吹き出しが狭いから難しいな。

9コマ目
「これが夢の国なら、おれいやだ」
原文「If this is slumberland. Excuse me! They can have it!」
ハル吉訳「これが夢の国なら、ご免被る! 降参だ!」
「They can have it」の訳が難しいなぁ。オレの合ってる?
原画

  [2016.02.10追記]
小プロ版P212
1コマ目
「アコーディオンを弾かせてダンスさせたり!」
原文「And Play a hand organ! Let them see him dance? Good idea!」
ハル吉訳「手回しオルガンでインピーを踊らせよう!」
小プロ訳者は登場人物インピーにアコーディオンとダンスの両方をやらせる、と訳しているが、後半の展開を見て分かるように、手回しオルガンを弾くのは猿で、その音でインピーを踊らせ、その姿をニモ一行に見せようという意味。ちなみに「hand organ」は決してアコーディオンでは無い。

9コマ目
「ブーツもある」
「着せてみよう」
原文「Bring in the boots!」
「Wait till I find them, Adam」
ハル吉訳「ブーツ持って来いよ」
「見つけるまで待て」
原画

小プロ版P213
2コマ目
「がんばれ。お客はおおぜい来るさ」
原文「Good Luck! I hope we make a million. Pals!」
ハル吉訳「頑張ろう! 皆、大儲けしようぜ!」
確かに「million」には100万人の意味もあるが、「make」が付いたらお金だよね?
原画

小プロ版P216
3コマ目左から二つ目
「なにか方法はないの? フリップ?」
原文「Tell you? What could you do? You are worse than he is!」
ハル吉訳「教授何してるの? ドクより下手だね」

訳せなかったから勝手に台詞を作ったと思われる(P201も同様)。小プロ訳者は「you」をフリップだと取り違えた上に、後半を訳せなかった(多分「he」が誰を指すのかも分からなかった)から無視したようだが、このコマの吹き出しは全て、右端の教授に対しての台詞である。従って「you」は教授を指す。そして「he」は左端のお医者さん、通称ドクを指す。P214ページの話でドクは銃の扱いが下手過ぎたのだが、それを踏まえて、ここで教授が銃を暴発させてしまったので、「You(教授) are worse than he(ドク) is!」」、教授はドクより銃が下手だという意味になる。
原画


 [2016.05.15追記]
小プロ版P235
2コマ目
「ぼくはあそこに住んでるのさ。公園は近いけど見るものはないよ」
原文「There is where I live. Yep! That's our house! Now. We'll sail over a pretty park, but there's nothing to seein it」
ハル吉訳「僕の家はあそこさ! もうすぐ公園だけど、見る物は無いよ」
次のコマに続く感じの訳がいいかなと思う。

3コマ目
「たっぷり見たわ」
原文「I think we have been plenty in this park.」
ハル吉訳「ここはもういいわ」

4コマ目
「泥棒はよせ!すぐそこから離れるんだ」
原文「Get away from that house!!! I'll have you locked up if you don't get away quick!!!」
ハル吉訳「すぐその家から離れないと刑務所送りにするぞ!」

5コマ目
「職務をはたす気なら起きて泥棒をつかまえてよ」
原文「Hey! Officer! Wake up! Wake up! Yoou can catch a burglar around the corner if you get on the job!」
ハル吉訳「起きて仕事をして!向こうの角に泥棒いるから捕まえて!」
ウェイクアップと二度言ってるから、強く言ってる感じに。

6コマ目
「おいきみ!起きて家に帰るんだ。それじゃ風邪ひくぞ!」
原文「Here, kiddo! Wake up and go home! There's some money!! You'll catch cold sleeping there!」
ハル吉訳「おい君、起きて家に帰るんだ。ほらお金だ。寝てたら風邪ひくぞ」
絵の中でニモが小銭を放ってるので、それに言及した方が良いかと。

11コマ目
「おれじゃなくてドクを探してるのか」
原文「Doctor Pill? You are not looking for us, eh? I know where the doc is!」
「おれ達じゃなくてドクを探してるのか」
usって言ってるから「オレ達」

原画

小プロ版P238
5コマ目
「行きたければ行け!おい、待てったら!」
原文「Well, if you won't go, I'll make you go. That's all! Hey! Stop, I say!
ハル吉訳「降りないなら降ろしてやる。分かったか!おい待てよ!」
won't go を want to goと訳したのだろうか?インピー(原人)が屋根から降りないなら、オレ(フリップ)が引き下してやるって感じだと思うんだが。

原画


小プロ版P240
11コマ目
「よせ!ここは地球から20万マイルも離れてるんだぞ」
原文「Oh! Quit that! We are six hundred thousand miles from earth! Put that back!」
ハル吉訳「(前半同じ)60万マイルも(後半同じ)」
なぜ600000が20万なのか。こうなると以前にも書いたけど、小プロ版は吹き出しが書き換えられた版を使って翻訳している可能性もある。
原画

小プロ版P242
5コマ目
「月に降りたら鳥にやられるよ」
原文「If we sink to the moon those giants will get us!」
ハル吉訳「月に降りたらあの巨人共に捕まるよ」
前頁が月の巨人に出会う話で、この頁でも最初のコマで巨人が出ているから、those(あいつら)giants(巨人)であって「鳥」ではない。
原画

小プロ版P243
6コマ目
「この空気はうまい。インピーにも少しな」
原文「Um! This air is good! We ought to have bought this imp a few words at that!」
ハル吉訳「この空気は旨いな。ついでにインピーには少し言葉も買ってやるべきだったな」
ここは吹き出しが小さいからしょうがないか。インピーは原人で英語がしゃべれない。
原画

小プロ版P246
3コマ目
「火星のボスのゴッシュ氏のところへね」
原文「Everybody works on mars but the boss. Mr.Gosh!」
ハル吉訳「火星ではボスのゴッシュ氏以外は皆働いてるよ」
「but」は前置詞「~を除いて、~以外に、~の他は」。
原画

 小プロ版P258
11コマ目
「いろいろいるもんだ!」
原文「Well, um! It is not a canary bird, I can see that.」
ハル吉訳「カナリアじゃない事だけは確かだ」
巨大なナウマン象のような動物を前に火星人が「この動物の母親は不明」と言ったのに対してフリップが言った台詞。なぜカナリアが出てくるのは不明。托卵の事かとも思ったがカナリアは托卵しないし。分かる人、教えて!
原画

小プロ版P260
1コマ目
「おまえをなぐってやるぜ!」
原文「You did, eh? I don't like going through a threshin' machine!」
ハル吉訳「あ?脱穀機に巻き込まれるのはイヤだね!」
前頁で脱穀機のようなアイロンに巻き込まれてぺちゃんこになったのを踏まえての発言。確かにフリップが殴り掛かりそうな絵のコマだが、だからと言って原文を無視していいとは思わない。

4コマ目
「また帰ってきたらおまえに一発くらわすぜ」
原文「If you do not shoot us up to that ship and we come back I will knock the spots off of you」
ハル吉訳「打ち上げに失敗して戻ってきたらぼこぼこにしてやる」
ここも吹き出しが狭いのでしょうがないか。the spotsと複数になってるから一発じゃないと思うんだよね。ちなみにこの相手は体が斑点(spot)だらけの火星人。
原画

小プロ版P263
3コマ目
「この森の木はインディアンやでかい木こりたちが育てたのかな?」
原文「Are they any relation to the red skins back yonder. Or is this the tall timber people take to when the red skins are after them?」
ハル吉訳「この樹木はさっきのインディアンと関係あるのかな。それとも、インディアンに追われた人々が逃げ隠れる高木か」
小プロ版訳者は多分後半の文章構造を捉えられなかったのかな。「the tall timber people」が意味上の主語だと思って「the tallでかい timber people木こり」で、「take to」を訳せなくて勝手に「育てた」と訳した、そしてwhen以下は全く無視したと思われる。正しくは「the tall timber」(高木)を「people take to」(人々が逃げる[先])が修飾している。「take to」山森に逃げ込む、(隠れ場所を求めて)行く、安全のため移動する、と辞書にもきちんと載っている。
原画

小プロ版P266
3コマ目
フリップとニモの台詞が逆。
原画

小プロ版P267
4コマ目
「「煙があったら降りてみろ」っていうからな」
原文「Always get close to the ground, they say, where there is smoke!」
ハル吉訳「煙に巻かれたら姿勢を低くしろって言うからな」
火災避難の方法について述べているので、「煙があったら降りてみろ」ではない。
原画

小プロ版P268
1コマ目
「先週通りぬけた煙が飛行船をおおってる。すすでなにも見えやしない」
原文「The smoke we went through last week has covered our ship. Flags and ourselves with soot until the whole affair is a sight!」
ハル吉訳「先週の煙で飛行船全体が汚れてるし、僕達と旗もすすだらけだし、全く酷いね」
小プロ訳者はsightを「視界」「景色」から意訳したと思うんだけど、sightには「見もの、物笑い、ひどい有様」という意味もあるから、オレは「酷いね」と訳したがどうだろうか?

5コマ目
「ニモ、なかにはいるとき声をかけてくれ」
原文「Let me tell you. Nemo! Before we start in let's___」
ハル吉訳「いいか、ニモ!始める前に…」
まぁこれはいいか。
原画

小プロ版P271
8コマ目
「ダメだ!甲板が魚の山になるぞ!しばらくこままで行こう」
原文「No! We'll pile'em on deck till we come to a fishing boat and dump the whole bunch. We'll keel'em for awhile!」
ハル吉訳「ダメだ!甲板に積んで、漁船を見つけたら全部落とすぞ。それまで待てよ」
ここも吹き出しが小さいからなぁ。小プロ訳者は「甲板が魚の山になると困るから釣り下げたままで行こう」と訳したんだと思うが、次のページ(話)では魚が甲板に上げてあって漁船に落とす展開になるので、オレは「甲板に積む」と訳した。
原画

小プロ版P272
3コマ目
「傷つけるなよ」
原文「We might hurt them, Flip」
ハル吉訳「怪我させないでよ」
ここも吹き出しが小さい。大きな魚をどんどん落とすフリップにニモが言ってる場面。小プロ版だと魚に傷をつけるなよと言ってる風にも取れるが、下の漁船にいる釣り人に魚が当たって怪我しないようにとニモが言ってるんだと思う。
原画

小プロ版P288
9コマ目
「さよなら!最初の風景とは別の、偉大な現在のピッツバーグよ!」
原文「Good bye! Good bye! How different this scene, greater Pittsburg, looks from what it was first pictured! Good bye!」
ハル吉訳「さよなら、素敵なピッツバーグよ、昨晩とは全然印象が違うね。バイバイ」
小プロ版訳者は多分、文意がくみ取れなくて、直訳したんだと思う。1コマ目でニモ一行が飛行船に乗ってピッツバーグに着いたのが夜で、立ち並ぶコークス工場からもくもくと煙が出てて、綺麗だけど不気味でもあった事が前提となってる。それで一行が立ち去る9コマ目では夕焼けの綺麗な摩天楼になってたから、How different this scene ,(greater Pittsburg) looks[なんてこの風景は違うんだ~] from what it was first pictured[初めて観た時の風景よりも]という構文になる。と思うんだけどどうだろう。しかし編集者も「最初の風景とは別の、偉大な現在のピッツバーグ」って文を読んで何とも思わないのだろうか?なんか変な日本語だなって思うよね?1P漫画なんだから、スキャンしてお抱えの他の翻訳者に尋ねるぐらいすればいいのに。
原画

小プロ版P292
6コマ目
「来たぞ!今朝はサーカスに象がいないって怒ってたけど。公園だからね」
原文「Here he is coming now! He was mad this morning because he didn't find tents and elephants at grand circus. It's a park. You know!」
ハル吉訳「来たぞ!今朝はグランドサーカスなのにテント無いしも象もいないって怒ってたけど」*グランドサーカスはデトロイトにある公園。と脚注を入れればよい。サーカスに象がいないと怒ってたわけではない。
原画

小プロ版P294
6コマ目
「おれは新兵の訓練を見たいぜ」
原文「This is the home of the cubs! Um, I'd like to see'em practising. Huh! What a big city!」
ハル吉訳「シカゴ・カブスの本拠地だ!練習風景を見たいな」
ここも吹き出しが小さいから、原文最後の一文はカットして「カブスの本拠地だ。練習見たいな」にして脚注をつけるとか。一応言うけどシカゴ・カブスって野球チームね。cubに新兵って意味は無いけどなぁ、多分「見習い」ってとこからさらに飛躍させて「新兵」にしたか。シカゴカブスも辞書には載ってないから、まぁ、しょうがないか。
原画

小プロ版P311
10コマ目
「だれだ!」「さっきおれを追いはらったのは!」
原文「Oh! Who is that!」「Now one of you guys start something! Gwon!」
ハル吉訳「あれ誰?」「さぁどうぞ!かかってこい!」
小プロ訳者は二つの吹き出しをフリップが言った一連の台詞と解したようだが。最初の文は傭兵の台詞で、次のがフリップの台詞だと思う。「だれだ!」はいいとして、「さっきおれを追いはらったのは」ってどこからどう訳したのだろう。start somethingは多分だけど、「何か(悪い事、嫌な事)するぞ」って意味だと思う。で、少し前のコマでこの傭兵にフリップが一度やられてるんだけど、今度は鎧を着てるから、かかってこいよ!と息巻いてる台詞だと思う。
原画

小プロ版P313
2コマ目
「緑の顔の男が来たら追い出せとドクター・ピルの指示だ」
原文「Doctor Pill says to let kicko out when a guy with a green face comes in」
ハル吉訳「緑顔の男が来たらキッコを放せとドクター・ピルの指示だ」
kickoをkickと訳したと思われる。
原画

小プロ版P314
3コマ目
「バンド演奏に合わせて踊るのはすばらしいよ」
原文「And while the band is playing to see the dancers gliding is worth coming miles to see!」
ハル吉訳「バンド演奏に合わせて踊るダンサーは本当に見物(みもの)です」
ここも吹き出しが小さいので厳しい。小プロ版はニモ達が踊るような訳だが、そうじゃないと思う。

4コマ目
「あそこに見本がありますがね」
原文「I could show you what we should be doing if I wanted to! Hum!」
ハル吉訳「教えられない事も無いですがね」
正直、ここはオレも分からん。誰か教えて。少なくとも「あそこに見本がありますがね」じゃないとは思うが。
原画

小プロ版P315
7コマ目
「待てよ!おれはそんなに速く走れないぜ」
原文「I can run as fast and as far as you! Farther and faster!」
ハル吉訳「お前と同じ位、いやもっと速く先に走れるぜ」
小プロ版は原文と全く逆に訳してるよね?
原画

小プロ版P317
9コマ目
「出口はどこだ?やつらどこに行った?」
原文「Yep! I'll go back tothe door and wait for them...No! I won't! They migh to come out another door!」
ハル吉訳「入口に戻って待つか、いやダメだ。あいつら違う出口に行くぞ」
吹き出しが小さいから無理か。
原画

小プロ版P319
6コマ目
「ここはタワー頂上の3千階だね。下のビルの高さは?」
原文「We are up on a tower four thousand stories high, eh? How high are those buildings below」
ハル吉訳「4千階」あとは同じ。
原画

小プロ版P320
11コマ目
「おれは動けない。そっちでおれをつかんでくれよ」
原文「I'm a balloon with out a rudder or anchor you've got to grab me!」
ハル吉訳「おれは糸の切れた風船だ。手を握ってくれ」
原画

小プロ版P321
3コマ目
「おれだってこいつがあれば船を漕げるさ。おまえもいっしょに来るんだ!」
原文「I'm going to follow them! I can pilot this boat where ever that indian can! I need a rudder, that's all. So old pal, come along with me!」
ハル吉訳「おれは付いていくぜ!舵(かじ)が必要なだけさ。だからお前も来い!」
以下のコマでフィリップはボートに乗り、川に落としたドクター・ピルをひっかき棒の先にひっかけたまま右に左に舵を切る場面が続くので、「舵」を入れて訳してみた。
原画

小プロ版P330
11コマ目
「もともとおまえが招いたことだ!許さないぜ」
原文「Any body who looks for trouble gets it, you were looking for it! Now watch me hand it to you!」
ハル吉訳「トラブルに巻き込まれたい奴はお前だろ!よく見てろ!」
原画http://www.comicstriplibrary.org/display/686

小プロ版P340
11コマ目
「帽子をとったら話すよ」
原文「Well, I'll tell you, I wanted to get my hat and__」
ハル吉訳「帽子を取りたかったんだ、で…」
wantedとなってるから過去の事に言及してると思うが。
原画

小プロ版P343
11コマ目
「おれは絶対あきらめないぜ」
原文「I think I'll give it up! I never was cut out to be a musician anyhow!」
「諦めるか!おれはそもそも音楽家向きじゃないし!」
小プロ訳者はなぜこう訳したのだろう。一行目しか訳さなかったとしてもgive upだから諦めるになると思う。二行目be cut outは「生まれつき向いている」と辞書に載っている。否定辞「never」がついて「生まれつき向いてない」となる。
原画

小プロ版P344
7コマ目
「こりないやつだ」
原文「Dogged if I know now!」
オレは訳せなかったけど、「こりないやつだ」でいいの?前文が「This is awful Doctor! What will we do?」なんだけど?他のページにも「Dogged」ってあってそこも訳せなかったんだよなぁ。誰か教えて!

10コマ目
「おい待て!これが最後のおふざけだぜ!待て」
原文「Here! Hold on! I'm in this! I'll be end man! Wait a minute!」
ハル吉訳「おい待て!これじゃエンドマンだ。待てよ」
エンドマン:ミンストレル・ショー(白人が黒墨を塗って黒人のふりをするショー)の出演者の列の一方の端にいる男性
と脚注を入れればよい。「end」から最後のおふざけって訳したのか?
原画

小プロ版P350
1コマ目「老婦人のこと心配だね」
原文「We should not worry the poor old soul, eh?」
オレも小プロ訳者と同じに訳したいんだけど「should not」って書いてるでしょ。誰か教えてくれ。
原画

小プロ版P352
4コマ目
「砂糖づけの真珠と泡はどう?」
原文「Some nice sugared pearls with bubbles?」
ハル吉訳「砂糖入りのタピオカジュースはどう?」
これはオレが間違ってるかも。タピオカの事をタピオカ・パールとも言うらしくて、タピオカジュースをバブル・ティーって言うらしいんだよね。

6コマ目
「おれたちも乗せろよ!」
原文「Come off of there! You can't stay where I can't」
ハル吉訳「そこから降りろ!どこまでも付いてくぞ」
原画

小プロ版P353
7コマ目
「ぼくをなぐる気?」「そうしたくないがきみを怒らせたいんだ!」
原文「Oh! You mean cruel old thing!」「I warned you! I hate to do this but I had to. You wouldn't stop loving me!」
ハル吉訳「わ!君は酷い人だ!」「言ったろ!こんな事はしたくないが、お前がくすぐるのを止めないからだ」

8コマ目
「これでいい!さあ逃げるぜ」
原文「Wow! That settles it! Let's beat it, quick!」
ハル吉訳「けりをつけたぜ!さぁ逃げよう!」

11コマ目
「これでおとなしくなるさ」
原文「I think we can get away from them allrighty!」
ハル吉訳「これで逃げ切れるぞ」
原画

小プロ版P354
5コマ目
「またドクにだまされた!なんとかやつらに追いつくんだ!」
原文「well! I'll be swizzled! We'll have go up in one of these buildings and get through a window to reach them」
ハル吉訳「またやられるぞ!ビルを登って窓から飛びつくんだ!」
「I'll」だから未来形だよね?まだ騙されてない。次のコマで窓から飛び出すんで、「ビルを登って窓から」と言っておいた方が良い。
原画

小プロ版P357
1コマ目
「怖くないから乗って!ネコみたいにやさしいのよ。空を飛ぶの」
原文「Don't b afraid! Just get right on him! They're as gentle as kittens! We'll take a fly!」
ハル吉訳「子猫みたいに」他は同様。
猫好きとしてkittenは子猫と訳して欲しい。
原画

小プロ版P361
3コマ目
「巨人殺しのジャックだと?豆を植えたやつだな!たのむ!おれをいじめるな」
原文「Oh! Go 'way! You are jack the giant killer! I thought you were the jack who planted this bean stalk. Please do not hurt me!」
ハル吉訳「こっち来るな!お前が巨人殺しか!豆の木を植えた奴かと思ったぜ。頼むからいじめないでくれ」
原画

小プロ版P363
4コマ目
「なぜ逃げる!ランプを見るだけだって」
原文「What? Are you afraid I am going to steal it from you? Let me see it!」
ハル吉訳「おれが盗むとでも思ってるのか?見せろよ!」
原画

小プロ版P366
8コマ目
「ランプを見つけないとアラジンが泣くよ」
原文「We must find his lump at once! He is crying his eyes out!」
ハル吉訳「アラジンが大泣きしてるからすぐランプを見つけないと」
原画

小プロ版P372
3コマ目
「ハッハ!態度をころっと変えて礼服を着せたな」
原文「Ha! Ha! He wouldn't dare keep us in irons. We are of royalty!」
ハル吉訳「ハッハ!もう足かせはしないだろうよ。我々は王族だからな」
原画

小プロ版P376
2コマ目
「ドク、あなたは戦争に行ってたとか?」
原文「You been to war doc? I see you've been on a battleship!」
ハル吉訳「戦艦に乗ってましたが、戦争にでも?」
1コマ目でドクが戦艦に乗って帰って来た場面が描かれているので、戦艦に触れた方がいいかと。
原画

小プロ版P378
3コマ目
ニモとフリップの台詞が逆。
原画

小プロ版P380
11コマ目
「ハッハ!おもしろいですな」
原文「Yes! Ha! Ha! I see! Oh, well! We care alot!」
ハル吉訳「ハッハ!要注意ですな」
原画

小プロ版P382
5コマ目
「その汽車止まれ!」
原文「Stop that train! Stop it. I say, or I'll tip it over!」
ハル吉訳「止まらんとひっくり返すぞ」
ここは吹き出しに余裕があるから、「そこの汽車、止まらんと倒すぞ」とかでも入りそう。
原画

小プロ版P383
5コマ目
「水は浅いんだぞ」
原文「Oh! Oh! And this river is only a foot deep!」
「この川、水深30cmだぞ」
原画

小プロ版P385
4コマ目
「つまり飛行機からふたりになにか落とすと…?」
原文「Did you do as I said about getting a flying machine and dropping something on them?」
「飛行機からなにか落とすの、やってくれました?」
原画

小プロ版P386
3コマ目
「午後に王さまと王妃さまと食事するのでひじがゆったりしていないとね」
原文「I'll need plenty of elbow room because I'm going to dine with his nibs the king and her knobs the queen this awftah noon!」
オレも小プロ訳者と同じに訳したいんだけど、なぜ食事をする時ひじがゆったりしていないとダメなのか?誰か教えて。
原画

小プロ版P389
7コマ目
「フリップは最近いい子にしてたけど王さまはきっと怒るね」
原文「Flip has been so good lately, but, I'm afraid the king of the lilliputians will ask to leave after this__」
ハル吉訳「(前半同じ)僕達、王さまに出てけって言われるね」
原画

小プロ版P398
2コマ目
「レースは得意さ。優勝して100万ドルもらってやるぜ!」
原文「I'll bet you a million dollars to a doughnut, Nemo, that I beat'em all a mile! I'm a sailor I am!」
ハル吉訳「大差でおれの優勝間違いなしさ!おれは水夫なんだから!」
set a dollar to a donut熟語「ほぼ確実と思う」。これにmillionを付けてるから「超絶対」って感じか。「100万ドルもらう」ではない。by a mile「大差をつけて」

3コマ目
「みんな進めないでいるぜ」
原文「I'll make'em look like they're standing still!」
ハル吉訳「置いてけぼりにしてやる」
自分が猛スピードで行くから、他の船が止まって見えるだろうよ、という意味だと思う。
原画

小プロ版P400
2コマ目
「おれの歯にはかまうな、ドクター」
原文「You'll pull no tooth out of my face! Get a regular dentist!」
ハル吉訳「お前じゃダメだ。歯医者呼んで来い」

6コマ目
「外にいて下さい。馬たちも呼びますから」
原文「Come out side with me! I'll get a team of horses on it!」
ハル吉訳「一緒に外に出ましょう。馬車にひかせますから」

7コマ目
「フリップを傷つけないかな?」
原文「Doesn't it hurt like sixty Flip? Wow!」
ハル吉訳「凄く痛いかいフリップ?」
小プロ訳者は多分「like sixty」を訳せなかったか、無視して、it(主語) hurt(他動詞)Flip(目的語)と考えたと思われるが、like sixtyは「凄い」と言う副詞句、hurtはこの場合自動詞、Flipは目的語ではなくて、呼びかけている。

8コマ目
「麻酔ガスも用意するって!フリップ」
原文「Yes. The gas works are right near by too! Flip!」
ハル吉訳「ガス工場もすぐ傍だよ、フリップ」
原画

小プロ版P401
3コマ目
「では、おれはランツ国の王になってやるぜ」
訳は間違ってないが、ランツ国と突然出てくるので
*ランツ国:リリパット国の隣国で敵対しており、以前に戦っている(P391参照。8コマ目には敵軍の旗に「Runts」の文字が見える)。
と脚注を入れるべき。だから回りのニモ一行がフリップに敵国に行かないよう説得している。
原画

小プロ版P405
1コマ目
「夢の国行き」
原文「Ship to shrimpville」
ハル吉訳「小人村行き」

「陛下、ほんとうに楽しみました」
原文「Yes. We hope to enjpy ourselves as well in schrimpville!」
ハル吉訳「小人村でも楽しめると良いのですが」

小プロ版は夢の国に帰る前の挨拶場面と考えたようだが、次の滞在予定地の小人村に発つ前の挨拶場面ではないだろうか。ただ、後のページでも小人村の話は出てこないのが。
原画


小プロ版P408
4コマ目
「乗ってるやつを見ろ!空飛ぶマシンをあやつってるぜ」
原文「Look at the gink riding on it! That beats a flying machine to smitherines!」
ハル吉訳「(前半同じ)飛行機もぶっ壊しそうな鳥だ」
絵を見る限りではマシンを操ってるようには見えない。

9コマ目
「でっかいまぬけめ!まずい!浜まで走るぜ」
原文「I've a notion not to run! I'll bet he's a big boob!_But I'd better 'till I get to the beach」
小プロ訳者と同じに訳したいが、「not to run」がなぁ。「走らない方がいいか!あの恐竜は薄ノロだろ!でも浜までは走るか」って感じかなぁ。誰か教えて!

11コマ目
「フリップは恐竜を慣らす気だ」
原文「Get at it. Quick. Then Flip get to trainnin' him right away」
ハル吉訳「すぐ捕まえれば、フリップが飼い慣らすはずさ」
ここもちょっと自信無い。ただ姫の「どうしたらいいの?」にニモが返答してる場面だと思う。
原画

小プロ版P409
6コマ目
「キノコにぶつからないよう気をつけろ!」
原文「Be careful that mushroom does not strike you!」
気持ち的には小プロ訳者と同じに訳したいが、どうも原文が納得行かないんだよなぁ。誰か教えて!
原画

小プロ版P411
4コマ目
訳は付けてないが、「mayors office」の所に「市長室」を付けた方が良いかと。

9コマ目
「インピーめ、逃げたな」
原文「I'll say one thing for Impie at that He's lucky」
ハル吉訳「俺たちツイテないぜ」
これも自信無い。なぜインピーがラッキーなのか。恐竜に振り回されずに済んだからかな。
原画

小プロ版P417
6コマ目
「笑わんで下され」
原文「Can you beat it your majesty?」
ハル吉訳「驚いてますね?」
姫が口に手を当ててる絵から推測して「笑わんで下され」と訳したのか。ここは驚いて口に手を当ててるんだと思う。can you beat it熟語「驚いたよ」だと思う。小プロ訳者も後のページで同じフレーズが出る所ではきちんと訳している。
原画

小プロ版P418
6コマ目
「ふたりが乗車料金を払わなかったらそのレバーを引きます」
原文「There's a lever in the corner that I pull when a party refuses to pay his fare! Right down there.」
ハル吉訳「乗車料金を払わない人にはそのレバーを引きます」
原画

小プロ版P420
3コマ目
「みんな喜んでくれるだろう。オモチャの袋は重いな!」
原文「I hope they've put bells on my gianticutus. My! These toys seem heavy.」
ハル吉訳「恐竜に鈴をつけてくれてるといいが。(後半は同じ)」
トナカイに鈴をつけるように、恐竜にも鈴をつけてサンタのふりをしたいという話。なぜ「みんな喜んでくれるだろう」って訳になる。
原画

小プロ版P424
4コマ目
「フリップ、来たね!」
原文「Where did he get the makeup?」
ハル吉訳「衣装は何処から?」
ここは吹き出しが小さいからどうしようもないな。
原画

小プロ版P425
5コマ目
「うむ!もっと描いてやろう」
原文「Yes! I am show you around. Flip!」
ハル吉訳「そう!あたりを案内してる場面だ」
原画